今日も京都の隅っこから

ローカル線に乗って秘境駅でのんびりしたい大学生 

〈高知2時間駆け足観光〉とさでんを中心に

関東の実家から、まっすぐ大学のある京都に戻るのはつまらない。そうだ、久しぶりに普通列車を乗り継いで京都に行こう!と思い立ったのは3月の頭のこと。その日のうちに青春18切符を衝動買い(文字通り)した。ただ、18切符を完乗済みの中央線や東海道線で使うのはもったいない。じゃあフェリーという手があるじゃないか!


結局、旅程はこのようになった。


1日目:東京港出港

2日目:徳島→高知 (徳島線土讃線

3日目:高知→宇和島→松山(土讃線土佐くろしお鉄道予土線予讃線

4日目:小倉→門司港/下関→西岩国→広島→倉敷(鹿児島本線山陽線岩徳線

5日目:倉敷→津山→鳥取→豊岡→京都 (山陽線津山線因美線・山陰線)


フェリー泊を間に2回入れた強行軍。無茶もいいところである。1日目と2日目はただ船と列車に乗っていただけなので、積極的に行動した3日目から旅行記を始めたいと思う。というわけで、今日はとさでんの話から。


とさでんというのは高知を走っている路面電車のことだが、「日本最長の路面電車」や「日本唯一の路面電車の平面交差」など、この路面電車はなにかと日本記録を持っており魅力がいっぱいだ。ただ、朝9時過ぎの土讃線に乗らないと、宇和島周りで松山まで行き着けなくなるため、宿をチェックアウトしてからの2時間しか高知にいる余裕がない。そうなると必然的に見るポイントも絞ることになる。


結局見ようと決めたのがコレ

1.とさでんの桟橋車庫

2.全国的にも珍しい単線区間

3.日本で唯一の路面電車タブレット交換


f:id:antonov-24:20190329222431j:plain:w500
朝、高知駅前に行くと元名鉄の車輌がいた。心が躍るのは性だから仕方ない。

f:id:antonov-24:20190329222656j:plain:w500
昭和32年登場でその昔、岐阜市内を走っていたやつ。これに乗って、まずは桟橋車庫へ。

f:id:antonov-24:20190329222954j:plain:w500
車庫まで来た理由はなにか珍しい車輌がないか見るためであった。う~ん、自分はまだまだド素人なので区別するのが難しい。左から二つ目はもともと下関で走っていた車輌。一番右の奥には「維新号」がいる。遠くてよくわからんが。


f:id:antonov-24:20190329223909j:plain:w500
期待していたほどの収穫を得られず、はりまや橋方面へ戻ることに。

f:id:antonov-24:20190329224541j:plain:w500
ジェットスター塗装みーっけ。ついに高知まで進出したか。

f:id:antonov-24:20190329225003j:plain:w500
高知市まで来て路面電車しか見てないって聞いたら土佐の人が怒りそうなので、江戸時代の天守が残っているという有名なお城を拝見することに。といっても拝観時間前ですが。

f:id:antonov-24:20190329225311j:plain:w500
これは絵になるようなお城ですな。青々した松と白い天守の組み合わせが最高。

f:id:antonov-24:20190329225349j:plain:w500
高知駅に戻って8時から販売される駅弁を買うか、お城に行くかで迷ったが、お城を選んで正解。もっとも四万十川の農村でお昼ご飯にありつけるとは思えないから、駅弁の代わりにコンビニでおにぎりを買った。



さて、次に目指すのは路面電車の単線区間。もう少しお城の美しさにうっとりしていたいが、何分時間がない。

f:id:antonov-24:20190329230645j:plain:w500
鏡川の手前から線路は単線になる。歩道橋上から上手く撮影できそうだったが、この路線は極端に本数が少ないので断念。


f:id:antonov-24:20190329230855j:plain:w500
民家すれすれを路面電車が行く。

f:id:antonov-24:20190329231439j:plain:w300
この区間は車よりも路面電車が道路の主体ってかんじ。すれ違うのもやっと。

f:id:antonov-24:20190329231027j:plain:w500
そこのけそこのけ路面電車が通る

f:id:antonov-24:20190329231242j:plain:w500
何カ所か、行き違いができるような電停がある。ここで行われるのがタブレット交換。



1つの線路区間に入れる列車の数を1つに限定し、衝突を防ぐ方法を「閉塞方式」という。ほとんど今は信号機がこれを行っているが、「タブレット」なるアイテムを運転手同士がやりとりすることによって、今もアナログ的に調整しているのが高知の路面電車


f:id:antonov-24:20190329232236j:plain:w500
タブレット交換が行われる朝倉電停で待機。



「張り込み」をしていると、不動産屋?だか活動家?だか不明のおばあちゃんに「大学新入生の方ですか?」と声をかけられる。ここは高知大学の前。まあそう見られてもおかしくないが、「いいえ」と答えた自分は明らかに不審者だろう。ああ早く電車来て・・・


f:id:antonov-24:20190329214119j:plain:w500
9:20分のタブレット交換をねらう。まずは伊野行きが姿を現す。あとは市内方面行きを待つのみだが…

f:id:antonov-24:20190329232928j:plain:w500
なんと来たのは萌え萌えラッピングの車輌。

f:id:antonov-24:20190329233247j:plain:w500
乗務員同士が手渡ししているのが「タブレット」です。長いこと待ってやっと撮った写真なのに、タブレット交換が左のラッピングのために霞んでしまいそうでいやだなぁ(笑)

f:id:antonov-24:20190329233550j:plain:w500
というわけで2時間で3つの目標達成。異様な存在感を放つ萌え電車を見送りながら徒歩でJR朝倉駅まで行く。

f:id:antonov-24:20190329234034j:plain:w500

ここから鉄道で四万十川上流に抜けたのだが、それはまた次回のお話で。


つづき:土讃線(朝倉ー窪川)