京都の秘境駅!2つの保津峡駅から小倉山を越え嵐山へ
今朝、保津峡駅に行ってきました。昨今の秘境駅ブームで何かと注目されている有名な秘境駅ですが、なかなか下車する機会が無く、今回が初めての訪問です。
さすがに朝5時から秘境駅訪問なんてする人はおらず、下りたのは自分だけ。
4方を山で囲まれており、京都方面、園部方面ともトンネルが口を開けております。
駅は橋の上にあり、下を覗くと渓流が勢いよく流れていました。
奥に見える線路は1989年の複線化前まで使われていた旧線。今は嵯峨野観光鉄道の線路。
ホームの東端には旧線の保津峡駅との間にあった連絡通路の跡が残っていました。
この駅の外に出るにはあの赤い橋を渡らなければいけません。
山道を歩いて駅が見下ろせる場所へ。
223系5500番台が2両だけ連結されているのは違和感が半端ない…
細い山道を通って旧線の保津峡駅へ。
駅へ行く唯一の手段がこの吊り橋です。
こじんまりした駅で気に入りました。
昔は列車交換のできる駅でしたが、嵯峨野観光鉄道に移管されてからホームが拡張されました。多くの観光客が下りるようになったので狭いホームのままでは危険ですからね。
ここで国鉄気動車が来るのを今か今かと待ちながらカメラを構えていた人が羨ましい…
嵯峨野観光鉄道のトロッコって車内で切符買えるんですね。知らなかった。尤も人気列車ですから、休日は事前に切符を買っておくにこしたことないと思いますけど。
多くの人はここで引き返すと思うのですが、京都に住んでいる身としてそんな普通の終わり方は御免だ!というわけで、嵐山まで1駅歩きます…。
道がさらに険しくなってきました。
いつのまにか保津峡がはるか眼下に。
さっきまでいた旧線の保津峡駅が見えます。奥は新線。
おっ!これは撮影できそうだ。
10分後に来るはずの園部行きを待ちます。ところが電車は一向に姿を見せない。おかしいなぁ…。遅延しているとか?
よく線路を見てみると単線!あー、こりゃ嵯峨野観光鉄道の線路だ。自分としたことが大失敗。地理感覚には自信があるのに…
なんだかもう道なき道って感じ。
景色はこの通り綺麗なのですが…
一歩足を踏み外したら谷底!恐ろしいです。
やっと文明的な道に出たーと思ったら・・・なんだっそら、耐えられない。
こっちが新線の鉄橋です。すぐにでもこの場を去りたかったので待つのは止めました。
やっと小倉山へ。百人一首にも出てくる有名な山です。
京都市内が一望できます。
渡月橋を上から見下ろすのは不思議な感じです。
天竜寺って境内がとっても広いんですね。
きのさき1号が通過。
行きよりまともな道を通って嵐山まで下ります。
朝7時台で人もまばらな竹林の小径へ。
日本人はゼロ。外国人は朝から活動的です。
京都ってやっぱりいいところです。
帰りは久々に嵐電。そのまま今出川通沿いに延伸してくれないかなー
こんな感じで久しぶりに充実した日曜日を過ごせました。早起きは3文の徳、なんてもんじゃないですね。保津峡駅は京都市街から近いので今まで軽く見ていましたが、なかなかいい駅でした。よく考えてみたら片道240円で秘境駅に行けるっていうのもすごい話です。