今日も京都の隅っこから

ローカル線と路線バスと秘境探訪

名鉄のローカル線に乗るっ!しおかぜ香る蒲郡線

先日、用事で横浜に行っていたのですが、帰りに豊橋で新幹線を途中下車し、名鉄蒲郡(がまごおり)線に乗ってきました。


蒲郡線三河湾沿いを走る眺めのいい路線ですが、利用客の低迷で廃止検討路線として言及されたこともあり、存続の危機にあります。


f:id:antonov-24:20190609214731j:plain:w500
電車は1時間に2本しかありません。


f:id:antonov-24:20190609214843j:plain:w500
名鉄と言えば都会を走っているイメージでしたが、蒲郡駅はなんと有人改札


f:id:antonov-24:20190609215016j:plain:w500
蒲郡線蒲郡から吉良吉田まで18キロを結んでいます。単線で途中は全て無人駅。


f:id:antonov-24:20190609215318j:plain:w500
ワンマン改造された6000系が入線してきました。


f:id:antonov-24:20190609220023j:plain:w500
数人の乗客を乗せて蒲郡を出発。しばらくすると左手に三河湾が広がります。


f:id:antonov-24:20190609220305j:plain:w500
途中の西幡豆駅で下車。


f:id:antonov-24:20190609220505j:plain:w500
ここからぶらぶらと線路伝いに歩いてみようと思います。


f:id:antonov-24:20190609221337j:plain:w500
f:id:antonov-24:20190609221412j:plain:w500
f:id:antonov-24:20190612073438j:plain:w500
線路は高台を走っているので本当に見晴らしがいいです。


f:id:antonov-24:20190609221602j:plain:w500
対岸の渥美半島がよく見えます。


f:id:antonov-24:20190609222624j:plain:w500
名鉄は様々な小規模の私鉄を吸収してきた経緯があり、路線によって少しずつ雰囲気が違うそうです。蒲郡線も元々は三河鉄道という別会社でした。


f:id:antonov-24:20190609221646j:plain:w500
名鉄の路線をローカル線と呼ぶのには抵抗があったのですが、蒲郡線は期待以上にローカル感で溢れていました。海辺を走るため雰囲気もいいし最高です。


f:id:antonov-24:20190609222807j:plain:w500
お隣の東幡豆駅に到着。ずいぶん年季の入った駅舎です。


f:id:antonov-24:20190609222918j:plain:w500
小学生のかわいらしいイラストが展示されていました。


f:id:antonov-24:20190609223630j:plain:w500
蒲郡線が地元に愛されているのが伝わってきます。この子たちが大きくなった時にも赤い電車が今と変わらず走っていてくれるよう願うばかりです。


f:id:antonov-24:20190609223922j:plain:w500
木造駅舎は老朽化のため年々その数が減っています。この駅舎もいつまであるのか…


f:id:antonov-24:20190609230413j:plain:w500
なんだか路面電車の電停のような簡易な駅です。


f:id:antonov-24:20190614081003j:plain:w500
さらに一駅歩いて、こどもの国駅へ。ここは名鉄で最も利用者の少ない駅です。


f:id:antonov-24:20190609230815j:plain:w500
この駅は「海の見える駅」という自分の大好きなサイトでも紹介されています。


f:id:antonov-24:20190609231048j:plain:w500
ぼーっと屋根の上を行き交う船を眺めているとすごく落ち着きます。


f:id:antonov-24:20190609231255j:plain:w500
ホーム上に切符売り場がありました。蒲郡線は経費削減のためカード非対応なので、電車に乗る前にいちいち切符を買う必要があります。


f:id:antonov-24:20190614080905j:plain:w500
近くに「こどもの国」という遊園地があるのですが日曜だというのに誰もいない…


f:id:antonov-24:20190609231746j:plain:w500
気持ちの良い海風に誘われて高台の展望台へ登ります。伊勢湾が一望できました。


f:id:antonov-24:20190609231917j:plain:w500
蒲郡線も見えます。赤い電車が上手く風景に溶け込んでいて最高です。


f:id:antonov-24:20190609212757j:plain:w500
蒲郡は風光明媚なところで気に入りました。名鉄のローカル感もたまりません。


f:id:antonov-24:20190614080828j:plain:w500
ところで、こどもの国には子供の遊具の域を超えた(完全に運営側の趣味としか思えない)本格的なナローゲージ鉄道が走っています。


f:id:antonov-24:20190609212947j:plain:w500
よく遊園地にあるSLもどきではありません。石炭を焚いて蒸気で動く本物です。愛知県で現役のSLはここと明治村だけ。


f:id:antonov-24:20190610002430j:plain:w500
こどもの国は愛知県政100周年にあたる1974年に開園したのですが、このとき導入された蒸気機関車が、今なお現役で走っています。わが国では20年近く蒸気機関車の新製がなかっただけに、当時は大きな話題となったそうです。


f:id:antonov-24:20190610002501j:plain:w500
ナローゲージではありますが、昭和の匂いがプンプンします。


f:id:antonov-24:20190610002553j:plain:w500
汽車は土日祝限定で走っており、こどもの国の園内を10分かけて走ります。


f:id:antonov-24:20190610002741j:plain:w500
標識などにも相当こだわっているようです。


f:id:antonov-24:20190610002852j:plain:w500
子供が殆どいなかったので、せっかくの機会だから乗ってみました。


f:id:antonov-24:20190610003012j:plain:w500
f:id:antonov-24:20190610003046j:plain:w500
相当使い古された客車ですが、味があっていいです。


f:id:antonov-24:20190610003313j:plain:w500
駅を出発すると列車は森の中を進みます。


f:id:antonov-24:20190610003405j:plain:w500
昭和の森林鉄道に乗っている気分です。


f:id:antonov-24:20190610003525j:plain:w500
f:id:antonov-24:20190610003629j:plain:w500
しばらく行くといきなり視界が開け、紺碧の海が目に飛び込んできます。


f:id:antonov-24:20190610003731j:plain:w500
f:id:antonov-24:20190610003812j:plain:w500


f:id:antonov-24:20190610004551j:plain:w500
40年もの間、晴れの日も雨の日もSLを整備してくださっている方に感謝です。


f:id:antonov-24:20190610004828j:plain:w500
f:id:antonov-24:20190610004944j:plain:w500
客車も開業当時のまま。とっても趣があります。デザインも素敵。


f:id:antonov-24:20190610005051j:plain:w500
B12「しおかぜ」は長いことボイラー故障で走れない状態が続いていましたが、クラウドファンディングにより復活しました。全国各地に広がったミニSLの先駆けとなったこの子供鉄道には、これからもずっと元気な姿で走ってほしいものです。


f:id:antonov-24:20190610005417j:plain:w500
さて、こどもの国を満喫した後は名鉄の駅まで歩いて下ります。


f:id:antonov-24:20190610005545j:plain:w500
こどもの国駅から蒲郡に向かいます。名鉄乗降客数最下位の駅だけあって今回も人に会うことはありませんでした。


f:id:antonov-24:20190616033259j:plain:w500
ホームから海が見えるというのはなかなかいいものです。


f:id:antonov-24:20190610010112j:plain:w500
というわけで蒲郡駅に帰ってきました。


f:id:antonov-24:20190610074002j:plain:w500
蒲郡と言えばうどんらしいので、駅の立ち食いに入ってみます。


f:id:antonov-24:20190610005922j:plain:w500
店員のおばさんが親切でしたし、味もおいしかったです。
関西は好きですが、やっぱり味覚は関東人なので出汁が濃いのは嬉しいです。


自分は写真を撮るより前にお腹に入れてしまう質なので当ブログで食べ物の写真が出てくることはほぼ無いと思います…


f:id:antonov-24:20190610010403j:plain:w500
このまま在来線で京都まで帰ります。米原行きに乗れば乗り継ぎ1回で帰れるのですね!3時間かかりますが関ヶ原や琵琶湖の景色を眺めていたらあっという間でした。



蒲郡はその風光明媚な土地柄から中京圏のリゾート地として開発され、こどもの国をはじめ、最盛期には多くの娯楽施設がつくられました。しかしながら、バブル崩壊後は、レジャーの多様化や観光業衰退の影響をもろに受けます。


かつては複線化さえ計画された名鉄蒲郡線も利用客が激減し、廃線の危機にあります。さらに一時期はこどもの国の存続も危ぶまれました。


三河湾はこんなに風光明媚な場所であるにも拘らず、観光地としての認知度は低めです。利用客を増やし、蒲郡線を残してゆくには、沿線の観光も同時に盛り上げていく必要があります。蒲郡が誇る素晴らしい景色が、多くの人に知られることなく、このまま廃れていってしまうのは残念で仕方ありません。


というわけで、愛知を通過する際はぜひ一度、蒲郡まで足を運んでみてください!



〈リンク〉

乗って残そう!名鉄西尾・蒲郡線! - 愛知県蒲郡市公式ホームページ

愛知こどもの国の「こども汽車」。|編集長敬白|鉄道ホビダス